55日目。
久々に深酒をした。
胃が痛い。
二日酔いと言うほどではないが朝食はいらないな。
話は変わるんだが、怪談とかってあるだろう。
俺はそういう現象に遭遇したことは無かったんだが、不思議な体験をしたんだ。
19時半ごろ。
夏の昼間は長いと言ってもさすがに薄暗くなる時間だ。
携帯をいじりながら道を歩いていたら、ふと1メートルほど前方に急に女性が視界に現れた。
あまり印象には残っていないのだが、暗めの服を着た髪の長い女性だ。
ぶつかっちゃいけないなと半歩ほど交わしてすれ違ったのだが、相手がよける意思を全く見せなかったので、何だこのやろうとばかりに振り返ってみた。
するとそこには誰もいない。
あたりは民家の塀があるくらいで特に曲がれたり、ましてや隠れられたりする場所など無い。
振り返ったのもすぐだから体感で一秒くらいだ。
見失う理由は何も無いのだ。
あれはなんだったんだろうな。
不快な感じはしなかったが、俺の人生で唯一の不思議体験になった。
できればもう一度時間のあるときに遭遇したいものだ。PR