もう帰りたいとき。
残念ながら観にいった作品がつまらなくて、時間がたつほどにケツが痛くなるだけの場合。
さっさと途中退場したほうが時間も無駄にならないし、精神衛生上好ましいのだが、なぜかそれが出来ない。
金を払った分は少しでも取り戻そうとする浅ましい根性もあるのだろうが、一番の理由はやはり舞台がライブだからだろうな。帰ったら悪いんじゃないかって気持ちがどこかにある。
僕からしたら皆さん同業者なわけで、お客さんが途中で帰る切なさは良くわかる。いやってほど分かる。
だけどちょっと待ってくれ。何で舞台だけ席を立つ事が許されない空気があるんだ?
お笑い系のライブだったら、つまらないやつらが続いたらお客さんは途中で帰るし、音楽だってお目当てのバンドを見たらみんな帰っちゃうとかざらにある。
お客さんが最後までいてくれるって思ってるのは、そりゃ楽観的過ぎじゃないか?
オープニングだろうがクライマックスだろうが、つまらなかったらお客さんはみんな帰る。
SCCはその緊張と覚悟を持って挑もう。次の会議でこのことを言おう。
何を今更、とメンバーは言うだろうが、こういうことは口を酸っぱくして言った方がいいのだ。
実は一つ、その手の話でおっかないエピソードを聞いたことがある。次はその話をしよう。
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